母乳はいつまで最低続ける?ミルクを足すことに罪悪感を抱かないで!
母乳育児を続けていると、
いつまで最低限続ければいいのかな?
と、ふと疑問に思うこと、ありますよね。
わたし自身も、二児の母で完全母乳で育児をしたのですが、
母乳育児ってトラブルも多いし、
意外とうまくいかないこともあるんですよね。
そこで、いろいろと調べてみて、
わたしが個人的にしっくりきた答えがこちら。
最低6か月までは母乳育児を、
6か月~1歳までは母乳と食事での混合栄養、
1歳以降はママと赤ちゃんが好きなだけ続けましょう。米国小児科学会(AAP)
たしかに、離乳食がスタートすれば、
母乳以外からでも赤ちゃんは栄養を摂ることができますので、
「6か月」は一つの目安になりそうですね。
ですが、赤ちゃんが6か月未満であったとしても、
ミルクを足すことに罪悪感を抱かないで欲しいと思います。
わたし自身も、母乳とミルクの混合育児に対して、
かなり悩み、悪戦苦闘をしました。
母乳はいつまで最低限続ける?目安は6か月
赤ちゃんの離乳食がスタートする6か月ごろが、
母乳育児をいつまで最低限続けるか?の一つの目安になりそうです。
ですが、これってあくまで米国の指針なんですよね~。
日本では、どうなっているんでしょう?
ちょっと気になったので、厚生労働省の
「授乳・離乳の支援ガイド」もチェックしてみました。
- いつまで乳汁を継続することが適切かに関しては、母親等の考えを尊重して支援を進める。
- 母親等が子どもの状態や自らの状態から、授乳を継続するのか、終了するのかを判断できるように情報提供を心がける。
つまり、母乳育児は「最低限いつまで」というのは定めてないんですね~。
逆に、「いつまでにはやめましょう」というのも無いんですね~。
言い換えると、赤ちゃんの成長や、
ママの体力・精神的な面での負担、
さらに、仕事復帰などライフスタイルの変化に応じて
赤ちゃんとママにあった方法で、母乳を続ける・やめるを決めればいいんですね。
そしてもっと言うと、
母乳育児にこだわりすぎなくてもいいんですよ。
混合育児でも完全ミルク育児でも、
赤ちゃんは大きくなります!
でもなぜか、混合やミルク育児に対して、
ママは罪悪感を抱いてしまうんですよね。
実は、わたしもそうでした。
理由は、産院や自治体の助産師さんも、
母乳育児を推奨しているんですよね。
たしかに、母乳育児は赤ちゃんにとって
栄養面やそして精神面でも良いことがたくさん。
ですが、実際に母乳育児をしてみて、
メリットばかりではないな…と感じました。
たとえば、ママが病気になったとき、
授乳を控えることがあるんですよね。
そんなとき、完全母乳の子だと、
なかなかミルクを飲んでくれないんですよね。
わたしがインフルエンザにかかったとき、
下の子が2か月だったので、本当に大変でした。
授乳ができなかったですし、
熱でもうろうとしている中でも、搾乳をしないと
乳腺炎になっちゃう可能性があるんです。
ホント、あの時は辛かったです。
その点、ミルクを飲んでいる子の場合、
万が一、ママが病気になってもさほど困りませんよね。
ママ以外の人に預かってもらうこともできますしね。
母乳育児はメリットばかり注目されていますが、
実際は、デメリットもあります。
ママの気持ちや、体への負担も考慮すべきなんですよね。
さらに、わたしがお世話になった産院の助産師さんで
どうしても母乳が出なくてミルク育児でした、
という方がいらっしゃいました。
赤ちゃんや母乳に関する知識がある方でも、
実際、自分のこととなると、苦労されることもあるんですね。
母乳はいつまで続ける?栄養面はどうなる?
次に、母乳育児を続けていると気になるのが、
母乳の栄養面について。
まれに「1歳過ぎると母乳の栄養はほとんどなくなる」
「水のようになる」などという方がいらっしゃいますが、
何の根拠もありません!
母乳はご存じの通り、ママの血液から作られていますよね。
ママの血液は、ママが食べたものによって作られています。
つまり、よっぽど栄養が偏った食事を続けていなければ、
母乳の栄養がなくなる!なんてことはありえないんです。
たしかに、産後すぐの母乳には、
赤ちゃんの免疫力を高めるため、
栄養が多いと言われていますよね。
母乳って赤ちゃんの成長によって
栄養が変化していく、とも言われていますので
赤ちゃんにとっては万能の栄養素なんですよね。
母乳はいつまで続けるか?を考えるとき、
栄養が無くなる!?なんてことは気にしなくていいんです。
母乳はいつまで最低続ける?まとめ
仕事復帰を控えていたり、
次の妊娠を考えていたりすると、
母乳はいつまで続けようか?悩むこと、ありますよね。
ライフスタイルの変化は、
母乳育児を続けるかどうか?
考える時期になりますよね。
もしくは、なんとか完全母乳育児を目指して、
頻回授乳やマッサージなどをがんばっているけど、
どうしても母乳が出ない。
もう疲れてしまい、母乳をやめたい…
そう悩んでいるママもいるかもしれません。
母乳育児って、赤ちゃんを中心に考えてしまいがちですが、
ママの気持ちや体も同じくらい大切なんです。
ママが笑顔で赤ちゃんに接することが、
実はいちばん大事なんです。
そのため、ミルクを足すことに
罪悪感を抱かないで欲しい!と思っています。
ミルク育児も立派な育児なんです。
育児は本の通りにはいきませんので、
ぜひ、赤ちゃんとママにあった方法で
子育てを楽しめたらいいですよね。